IT 技術で埋設タンク・配管を腐食から守る

Technotrust Corporation

電気防食とは

電気防食のしくみ
電気防食や迷走電流の概要をご紹介

電気防食

水中や地中に埋められた鉄などの金属は、錆びる過程で電流が流れ出して腐食回路を形成します。
この流出電流より大きな防食電流を金属に供給することで腐食を止めるシステムを電気防食システムといいます。
主に迷走電流対策や、危険物施設の鋼製地下貯蔵タンク及び鋼製地下配管の腐食防止などに広く用いられています。

迷走電流

電気鉄道のレール・変電所変圧器の中性線・電解装置・溶接機・外部電源方式電気防食装置などで流れる直流電流のうち、正規の回路から環境中に流出する電流を迷走電流といいます。
現在、使用されている架空単線式の直流電気鉄道では、レールを電車電流の帰路として使用しており、 レールを流れる電流の一部がある箇所で迷走電流として地中に流出することがあります。 レールに接近して配管が埋設されている場合、迷走電流は低抵抗の埋設配管に流入し、変電所付近で再び地中に流出する回路を形成します。 この流出部分で激しい腐食現象が起こります。

迷走電流

測定方法の種類
電気防食における測定方法とは

腐食性調査・迷走電流測定

施設の周囲の測点において、二方向対角線上の地表面電位勾配を測定し、その最大電位変化幅から、埋設金属体(鋼)への電気的腐食の起こる可能性を判断します。

電気防食工事(流電陽極方式)

鉄や鉛より卑な金属体(Al,Zn,Mg)と埋設タンクや配管を電気的に接続し、異種金属の電位差により防食電流を発生させる方法です。主に防食対象物が比較的小さな設備の防食対策に用いられます。

電気防食工事(外部電源方式)

一般の交流電源を直流電源装置で直流に変換し、地中の電極から埋設タンクや配管に向かって防食電流を供給する方法です。比較的大きい設備の防食対策に用いられます。

測定方法
当社の測定方法について

当社では、測定値をデジタル表記させ、パソコンでデータ保存するシステムを採用しています。

詳しくは、当社の電気防食システムをご覧ください。

迷走電流測定

当社の測定方法迷走電流測定 当社の測定方法
当社の測定結果迷走電流測定 当社の測定結果

土壌抵抗率測定

当社の測定方法

図のように計器をセットし、測定深度にあわせて鉄電極を打ち込み、大地抵抗率(ρ)を測定します。
測定結果より、ρ-a曲線図を作成し、Sundberg標準曲線およびHummel補助曲線を用いて、抵抗率柱状図を作成し、深度別の土壌抵抗率を解析します。

当社の測定方法詳細図土壌抵抗率測定 当社の測定方法

電気防食測定

当社の測定方法詳細図電気防食測定 当社の測定方法